タンパク質とは
タンパク質は、炭水化物・脂質とあわせて三大栄養素と呼ばれています。
主にアミノ酸によって構成されています。
身体の材料となりうるアミノ酸は20種類です。
そのうち9種類は体内で合成できないため食事から摂取する必要があります。
これを必須アミノ酸と呼びます。

タンパク質の主な働き
体内に取り込まれたタンパク質は、アミノ酸に分解・吸収され、身体に必要な タンパク質を再合成します。
筋肉や臓器の材料、体内調整に役立つ酵素やホルモンとして、健康維持のため さまざまな働きをします。

タンパク質不足になると
身体を作る材料が減ってしまうので、筋肉量の減少や肌や髪のトラブル、集中力・思考力が下がってしまう事があります。
また、代謝に関わるホルモンや酵素、カラダを守る抗体にも関与しているため不足すると、体調を崩してしまう事があります。
タンパク質不足が起こる主な理由は「食事の量の減少」と「栄養バランスの偏り」です。
理由①は減量です。
食事量を減らし過ぎると、タンパク質不足になる可能性があります。
理由②は1日3回の食事を摂らない場合です。
朝食を食べない習慣や、仕事が忙しく昼食をとれなかったなど、何らかの原因で欠食すると十分に摂取できていないかもしれません。
理由③は加齢にともなって食が細くなっている場合です。
食欲が低下したり、食事の用意が難しくなったりなど、さまざまな要因で食事の量が減っていると言われています。

特に気をつけたい高齢者のタンパク質不足
年齢を重ねても体調を崩さないためには、フレイルの予防が大切です。
フレイルとは、健康な状態と要介護状態の間にある段階を示します。
食事が関わる身体的フレイルは、筋力が衰え足の痛みで歩行が難しくなるなど
移動機能の低下などの状態です。転倒や骨折を起こしやすくなることも考えられます。
予防するには、バランスの良い食事をし、1日に必要なタンパク質をしっかりと摂取する事が大切だと言われています。
その他に「咀嚼機能の低下」も要因の1つです。
歯を失ったり、舌の動きが低下したりなどが起こると咀嚼をする事が難しくなります。
その結果、少しずつ食事量が減り、低栄養に陥りやすいと言われています。
良質なタンパク質を摂りましょう
良質なタンパク質、すなわちアミノ酸スコア100のタンパク質を含む食品は一般的に 肉・魚・卵・牛乳の動物性食品に多く含まれます。
植物性食品は全般にアミノ酸スコアはあまり高くありませんが、大豆のアミノ酸スコアは100で良質なタンパク質を含んでいます。

1日に必要な摂取量(目安)1日のタンパク質摂取量の推奨量は、成人男性で約60g、成人女性で約50gとなります。
ご飯普通盛り(150g)
タンパク質 3.8g
食パン6枚切り(60g)
タンパク質 5.3g
そば1袋(160g)
タンパク質 7.7g
牛バラ肉(100g)
タンパク質12.8g
豚バラ肉(100g)
タンパク質 14.4g
鶏もも肉(100g)
タンパク質 17.8g
ツナ缶(1缶)
タンパク質 17.7g
まぐろ(刺身60g)
タンパク質 17.8g
さけ(1切れ80g)
タンパク質 17.8g
卵1個(50g)
タンパク質 6.1g
牛乳1本(200㎖)
タンパク質 6.8g
チーズ(1切れ18g)
タンパク質 4.4g
納豆1パック(40g)
タンパク質 6.6g
豆腐1/2丁(150g)
タンパク質 10.5g
豆乳1本(200㎖)
タンパク質 6.4g
文部科学省「日本食品標準成分表2020年版」
1回の食事で吸収できるタンパク質の量は限られているので 朝・昼・晩の3食とも、きちんと良質なタンパク質を含む食品を取り入れましょう
※ただし、腎臓に疾患のある人はタンパク質の取り過ぎに注意する必要があるので気をつけて下さい。
