手足口病

手足口病とは
●口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染です。 エンテロウイルスが原因であり予後は良好な疾患ですが、まれに急性脳炎を起こすこともあります。
●4歳くらいまでの幼児を中心に夏季に流行が見られる疾患であり、2歳以下が半数を占めますが、学童でも流行することがあります。学童以上の大半はすでにウイルス感染を受けている場合が多いので、成人で罹ることは多くなく、男性の発症が多い疾患です。 ピークは夏で、秋から冬にかけても多少の発生が見られます。

症状

・通常手足口では3〜5日の潜伏期をおいて、口腔粘膜、手掌、足底や足背などの四足末端に2〜3mmの水疱性発疹が見られます。時には肘、腰、臀部などにも出現することもあります。
・38℃以下の軽度の発熱が見られ、3〜7日でよくなります。

治療・予防

・確実に効果のある治療法はなく、抗生剤は効きません。症状を楽にする薬が用いられます。
・口の中の発疹等の症状がある場合は、刺激にならないよう柔らかめで薄味の食事が推奨されます。
・脱水症状を起こさないようこまめに水分補給をしましょう。
・熱がある場合は解熱剤なしで様子をみることもできます。衰弱、頭痛、嘔吐、高熱、2日以上続く発熱などの場合は髄膜炎、脳炎などを起こしている可能性があるので受診しましょう。
・介護者は接触、飛沫感染を防ぐためにマスクの着用、手洗いを徹底しましょう。

飲食リスト

・痛みが強くなるもの
酸っぱい食べ物:酢の物、みかん、パイナップル、ぶどう、メロン、トマトなど
塩辛いもの:醤油をつけて食べるもの、塩をふって食べるもの、ポテトチップス、スナック菓子など
硬いもの:せんべい、リンゴなど

・痛みを感じにくいもの
乳製品:冷たい牛乳、アイスクリーム、ヨーグルト、カルピスなど
その他:バナナ、プリン、暑くないおかゆなど

※熱い飲食物は刺激があるので注意しましょう。

一度、痛い思いをすると、食べるのが怖くなってしまうことがあるので、食べるもの、飲むものの内容に注意が必要です。

参考文献

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