
突然熱や吐き気があり、病院に受診すると、坐薬が処方されることがあると思います。そんな時に「使用方法がわからない」「上手く挿入できない」「順番がわからない」などの悩みがある方も多いのではないでしょうか。
そんな時のために使い方のポイントや注意事項を説明します。
坐薬の入れ方
大人と子供に使う場合の共通事項として
手を清潔にしてから使用しましょう
使用する前に排便は済まして起きましょう
スムーズに挿入できるようワセリンやベビーオイルなどを使用しても問題ありません
先の尖った方から挿入します。
大人の入れ方
中腰になり坐薬を肛門にあて、指の第一関節が入るくらい深く挿入します
そのままゆっくり立ち上がると自然と深く入っていきます。 この方法のみでやらなければいけないという決まりはないので、立ちながらではなく、横になって挿入しても問題ないです。
子供の入れ方
赤ちゃんや小さい子供に使用する場合、オムツを替える要領で両足をあげます。
そして指の第一関節がはいるくらい坐薬を押し込み挿入し、しばらく抑えます。
押さえたままゆっくりと足を戻していくと自然と深く入っていきます。
しっかりと入っているか目視で確認しましょう。
坐薬の切り方
小さい子供に坐薬が処方された時 2/3本や 1/2本で使用することがあります。
そういったときの坐薬の切り方を紹介いたします。
坐薬を切る場合は、使用する直前に坐薬の包装の上からきれいな包丁やハサミで斜めに切断しましょう。使用するのは先の尖った方を使用し、余ったものは使用せずに破棄しましょう。

2種類以上の坐薬を入れる順番
複数の坐薬が処方されて同時に使用する場合、順番によって効果に違いが出てしまう事があります。その為正しい順番で使用する必要があります。
例として小児科でよく処方される坐薬をあげたいと思います。
例1 ナウゼリン(ドンペリドン)坐剤もしくはダイアップ(ジアゼパム)坐剤とアンヒバ(アセトアミノフェン)坐剤
ナウゼリンは吐き気どめ、ダイアップは熱性痙攣予防、アンヒバは解熱剤ですが、
最初にナウゼリン坐剤もしくはダイアップ坐剤を使用して、30分は時間をを開けてからアンヒバを使用しましょう。
例2 ナウゼリン(ドンペリドン)坐剤とダイアップ(ジアゼパム)坐剤
緊急性の高い坐剤を先に使用し、5分間隔をあけてもう片方の坐剤を使用しましょう。
便秘の坐薬(テレミンソフト等)を使用する場合は最後に使用し60分は間隔をあけて使用しましょう。
一度挿入して出てきてしまった場合
挿入直後に出てきた場合
坐薬の形が崩れていない場合は再度挿入しましょう。
5-10分で出てきた場合
坐薬の形が崩れていなければ挿入し直しましょう。
坐薬の形が崩れていて、溶けかけている場合は、薬が吸収されている可能性がある為、
しばらく様子を見て、効果が見られない場合は再度挿入しましょう。
30分で出てきた場合
ほとんど溶けており薬は吸収されているので、次のタイミングまでは挿入せず待ちましょう。
坐薬は飲み薬に比べて、吸収が早く、効果の発現が速いという点や、食事に関係なく体内に入れることができるというメリットがあります。
しかし飲み薬よりも使用に抵抗がある、使い方がわからない、といったこともあります。
こういった不明点や心配なことなど何かあったときはご気軽に相談して下さい。
